マリオラブ

去年、上の子に、辞典のように分厚いスーパーマリオWiiの攻略本を買ってあげた。4歳児(当時)には字は読めないけど、絵だけでも楽しめるだろうと。でも、予想以上に気に入ってくれて、毎日、寝ても覚めても、暇さえあれば、穴が開くんじゃないかというぐらい攻略本を熟読している。攻略本を大事に抱えて寝るほど。ご飯を食べながらでも読みたいほど。で、これが、誰も教えていないのに、どのページもちゃんと暗記していて、ゲームでも実践しているからびっくり。かなり上手い。本当にびっくり。

一昨日も友達が5人も遊びに来てくれて、みんなでスーパーマリオで遊んだ。でも、うちの子が上手すぎるのか、飽きたのか、みんなは、ゲームをやめて、他の遊びをしているというのに、一人で黙々とゲーム。数時間もゲームに興じているので、いい加減、やめてみんなと遊べば?と言えば、一人で黙々と攻略本を読み耽る。これってどうなの?アメリカのように個性を重んじるのか、日本のように協調性を重んじるのか。

これほどまでの執着と関心を見せたことがない息子だけに、とことんやらせたらいいのだろうか。基本的に時間を守って、メリハリをつけさせてはいるが。彼に、お手伝いしたら、いい子にしたら、宿題したら、マリオという、何かをさせるためにご褒美を約束するのもどうかと最近思えてきたから、そういうことは言わないようにした。ご褒美の為にするものではないから。自発的にするような子になってほしいから。これって、子供の為というより、結局自分の為だよね。親のエゴ。子供にこうしてほしいから、親の期待に沿ってほしいから、ご褒美で釣る。親も楽だしね。この先、100点取ったら、成績良かったら、何何できたら、携帯とか高価なものを買ってあげるということになりかねない。

好きこそ物の上手なれで、ゲームであれ、やらせてはあげたいとは思うけど、バランスがね。これがある程度大きくなったらどうするのか。小学生高学年や中学生になっても口うるさく言いたくない。でも、黙認できる自信はない。

しかし、血は争えないねぇ。ほんとゲーマー父ちゃんの子供だわ。