おー、大家さん!?

住み始めてみて、いろいろと不具合(というほどでも無いのだけれど)が見つかり、それ以前に片方のお風呂のお湯の出し方がよくわからない、という状況だったので、大家さんにもろもろをメールしたところ、電話くれたら見に来る、とのこと。

大家さん、Mr. Ketchamは同じコンドミニアムの4階(うちは3階)の西向き、つまり夕日が海に沈むところをまのあたりにできる部屋に住んでいます(ちなみにうちは北西向き、日本だったら、あんまり借りたくない物件)。エントランスにの脇には、『物件売りたし。連絡はKetchamまで。』とかって書いてあるので、このコンドはKethcamさんが持ってるってことになります。きっと、リタイアした品の良い老紳士とか、そんな感じで、今日は不具合の様子を見て、明日以降に業者が来るのだろう、と思ってました。

約束の時間に携帯に電話を掛けたところ、声がちょっと若い感じがしたのですが、2〜3分後に現れた大家さんは、かなり若い、、、40代前半〜中盤くらい、赤いTシャツの上にネブラスカとあるグレーのトレーナーを着ています。下はジーンズ。カリフォルニアの人にしては静かな感じです。
「この蛇口からお湯が出ないんだよ」「ここはこー引っ張って、ほれ」かなり力づくに蛇口を引っ張った感があるのですが、とりあえずお湯が出てオッケーです。

他の不具合は、暮らしていくにはそれほど支障が無いのですが、「この網戸、最後まできっちり閉まらないんだ」「んーーと、、、」と言って、無理やり力づくで閉めようとしますが、なかなか金具がカチッと噛んでくれません。何回も力づくをトライするKetcham氏、、、結局、「ここをこう押さえながら、金具を力を入れて下ろせば閉まるから」「オッケー、、、」まあ、完全に閉まらなくてもそんなに困らないのでいいのだけれど、、、この時点では、このあと1時間以上にわたって氏がこの部屋に留まるとは思ってもみなかったのでした、、、


「ここの扉が閉めるときに引っかかるんだけど」「んーーー、、、扉の上のほうが、敷居と当たっているな。。。のこぎりで切るが、今からやっていいか?」へっ???状況がうまく呑み込めなかったので立ちすくんでしまいました。今から、、、て、あなたがですか?
今からで、って言うと「部屋からツールを持ってくるから」どうやら彼がやるようです。私が入る前に、ペンキで綺麗にしたばっかりのはずなのに、、、仕上がりは見るも無残、こんな感じになりました。ドアの上の面なので見えないところだからいいのだけれど、自分の家にこんなことをしちゃうんですね。

「、、、実は、、、こっちのドアもおかしいんだ」「んんん。。。」
ドアは閉まる(閉まったように見える)のですが、留め金がかからず、ドアノブを回さなくてもドアが開いてしまいます。鍵がかかるドアではないので、ノブを回す必要性も無いのですが、これは言わなかったほうが良かった、と後悔しました。
「ふーん、あとちょっとなんだよな。」氏のハートに火が付いてしまったのか、ネジを締めて緩めて外してまた締めて、ドアの建てつけが悪いのをトンカチで叩いたり、力づくでドアをバンバン締めたり開けたりしましたが、30分経っても1時間経ってもうまく行きません。途中「もう大丈夫ですよ」と何度言おうを思ったか、、、しかし、それは彼のプライドを傷つけるかも、と思って、黙って見てました。

「これは俺には無理だ。プロに見てもらう」ってか、すぐ気付けよ!