運動会に向けて

娘の保育園では、仲間とかいう言葉をよく使う。初めは、何かこの言葉に慣れなくて、なんかくさいというか、暑苦しいというか、うそ臭いとか思っていた。

娘の保育園の運動会は明後日の日曜日。普通の幼稚園保育園みたいに衣装着て、踊ってのお遊戯会みたいなものではなくて、本格的な体育系運動会。チビサスケみたいな感じでしょうか。

年中からスパルタになるようで、年中娘の種目は、逆上がり、ロープ渡り、高いところから飛び降りる、リレー。で、逆上がりに苦戦している娘。夜中も泣きうなされたり、それはそれは、相当毎日ハードに練習をしています。強制ではないんだけど、仲間で力を合わせて一緒にやろう!できなかったら仕方がないけど、努力はしよう。

といっても、4歳5歳児。しかも、20人弱いて、体力がある子もいれば、ない子もいる。身体能力がある子もいれば、ない子もいて十人十色。

娘は、手のひらに沢山の頑張りマメを作って、毎晩真っ暗になるまで練習して、何とか逆上がりはできるようになった。すごいでしょ。ほんとすごい。息子は、一年生になってからできるようになった。

クラスメイトの仲間意識もすごいと思った。できない子を優先的に練習させるように、鉄棒を譲ったり、少しでも練習する時間を増やしてあげようと、給食の準備や片付けを、既に鉄棒がデキる子が自発的にして、できな子は練習させてあげたり、できない子に一生懸命、やり方を教えたり、声が枯れるまで応援したり、出来ない子のまわりには必ず子供達が群がっている。

練習の甲斐があって、一人を残して、ほぼ全員ができるようになった。親的には、自分の子供が出来てホッとしたのが実情。申し訳ないけど、他の子供達のことを気にしている余裕はなかった。

でも、あと●●●くんだけができないんだ、できるといいな、みんなができるといいな、応援しないとな。って今朝、娘がポツリと言った。えらいな、すごいな。こうやって人のことを思いやれるようになったことに驚いた。

最近、早く迎えに行くと、早すぎ!って怒る娘。決して、楽な保育生活ではないけど、楽しくすごせていることに安心したし、彼女にとっては、クラスメイトはほんと仲間なんだぁと何となく思った。笑っても泣いても、運動会は明後日。いろんな意味でドキドキ。早く無事終わらないかなぁ。楽しめるかなぁ。保育園でもらってきたお便りで、カメラやビデオで撮らなくていいから、肉眼で我が子を見てあげましょう、子供にとっても、カメラやビデオを通して親を見るより、直接顔が見れたほうが嬉しいからと書いてあったから、明後日は、じっくりとこの目でみたいなぁと思う。