オレがくだらないのか、コレがくだらないのか、

今日は、デトロイトに一日ロングステイして、デトロイトオートショーを見に行った。実はきちんとしたモーターショーの類いを見に行ったのはほとんど初めて(一度、名古屋モーターショーだかなんだかを見に行ったことがある、全然印象に残ってないけど)で、ツボが良くわからんなぁ、と思っていたが、ありがたいことに会社の先輩が出張の権利を譲ってくれたので行くことになった(オートショーのチケットは自費で)。

行ってみて後悔した。物欲ゼロの私がこんなものを見ても、ほとんど心が動かなされないということに、3分くらいで気付いた。しょうがないのでテクノロジーに着目しようとするが、そんなの一般ピープルからしたら、それほど興味を惹くものでもないので、そんなに大した展示もない(でも、欧州メーカーはけっこう環境的なものに力を入れていた感がある)。なんだか、着飾った女性がたくさんいるパーティーに来ているかのようで、もちろん中には中身を伴ったものもあるのかもしれないが、なんだか妙にピカピカしてて陳腐。正直言ってつまんない。

そうこうしているうちに、人込みに入ると気持ちが悪くなる病が発症しだした(お前は「いま会い」か!?)。こんなところに竹内結子が現れて助けてくれるわけもなく(※)、一応手に再入場のスタンプを押してもらって会場の外へ。でもあらかた見たし、もういいや。滞在時間1時間半弱。空港へ向かう。

空港への帰り、レンタカー(KIA製)を運転しながら考える。果たして、これはオートショーに問題があるのか、私に問題があるのか。みんなは何を楽しみに見に行くのだろう?車がそんなに好きなのか?いや、車は私も好き。でも何も惹かれない、感じない。この空虚さはいったいなんなのだろう。あの場に居たみんなは楽しんでいたのだろうか。

そして、ロスに帰ると、どうだったかと聞かれるのだ。「別に」とでも答えてやろうか。

※ちなみに、「いま会い」で気分が悪くなったときに助けてくれたのは竹内結子ではなく、職場の同僚の永瀬さん。どうでもいいけど。