IKEAとやら

アメリカの家には面白いくらい家具が付いてない(キッチン周りを除く、うちの場合)ので、荷物がなかなか片付いていかない。嫁さんの靴が大量に出てきたのだが、下駄箱というか靴箱というか、そういった収納が部屋には無い。タンスやTV台等はあんまり変なのを買うと怒られそうだけど、靴箱くらいはいいだろうと思い、いろいろ物色をしていた。。。ある店を除いて。

その店はIKEAという。家具を買いたいというと、周りの人間はほぼ間違いなく「IKEAがいい」と言う。ヘソ曲がりの私は「絶対行くもんか」とずっと思っていたのだが、他の家具屋の家具がいまひとつだというのも確かに事実で、「むー、行かざるを得んのか」ということで、こちらに来て2ヶ月、ついにIKEAへ。

「いや、LAギャラクシーのホームスタジアム、HOME DEPOT CENTERを見に行くついでに立ち寄るだけのこと」とか自分に言い訳をしながら、IKEAに着きました。北欧の落ち着いたイメージの予想に反し、建物はスウェーデンカラーの国旗の色である青と黄色で塗り分けられています。これは面食らいました。そんなにアメリカに媚びなくても、、、(といっても、日本のIKEAにも行ったことないので、これが素なのか媚びているのかも定かではないのだが)

行ってみて、あーなるほどと思いました。品揃えは確かに豊富だし、値段も手頃です。「きっと日本のIKEAはあほみたいに高いプライシングなんだろうなぁ」と思いながら物色です。なんだか動物園のように順路が決まっていて、まず3階にあがってフロアごとにぐるぐる回りながら降りてきて、最後にレジがあるというなかなか斬新なスタイルです。もちろん、順路通りに見る必要は無いのですが、大部分の人はそうしているので、そうした流れに逆行すると(一度トライしたのですが)人が邪魔になってなかなか先へ進めません。で、内部構造も迷路とまでは行かないまでもかなり複雑で、グーグルマップのインプレッションの評価が低かったこともうなずけます。(あ、そうそう、今日は3階に上がるエスカレーターが壊れていて、エレベーターに長蛇の列が出来ていました。ので、私は非常階段で3階に上がりました)

とはいったものの、製品自体は作りがけっこうきれいにできていて、しかも北欧っぽい(あえて北欧らしいとは言わない。どんなのが北欧らしいのか知らないから)素朴なカンジが好感持てます。同じ素朴でも、雑さが前面に表れるUSの家具とは一線を画しているカンジがします。

で、肝心の家具は、、、というと、結局買わずじまい。っていうか、靴箱ってカテゴリーの家具ってそもそもあるのでしょうか?観音開きで、棚板と棚板の間の高さが狭くて、だけどブーツとかも置けるようになっている、奥行きはそれほど無い、、、という家具って見当たりませんでした。奥行きが有るのを選ぶべきなのでしょうか?でも靴って手前と奥に並べるような置き方はしないような気が。んーー。
なので、小物類をちょいちょい買ったあと、そこから1マイルほど北にあるHOME DEPOT CENTERの前を通って帰宅。

きっと嫁さんはIKEAが好きだな。私は近所の家具屋とかでも十分だけど。