ロスに無事着きました!

初めてのブログです。嫁のkukai's mammyです。

とうとう土曜日の7:30AMにロサンゼルス国際空港に到着しました。私は、20年ぶりぐらいのロス、息子にとっては、初めてのロス、いや、初めて海外の地に足を踏み入れました。

3ヶ月弱の実家での滞在はあっという間でした。何かいつものように実家から栃木に戻るような感じだったのが、成田空港に来て、やっと実感が湧いてきました。成田では、親だけでなく、息子を孫として、私を娘のようにかわいがってくれた近所のご夫婦、だんなさんの同期夫婦、会社の元同僚が、わざわざ栃木から見送りにきてくれました。前日には、小学校の頃ピアノを習っていた先生が東京駅に、大学の友達が前泊した成田近郊ホテルまで会いに来てくれて、後ろ髪が引かれる思いで別れました。

あれほど、楽しみに、期待いっぱいのロス駐在だったのが、出発の日がせまるごとに、寂しい思いでいっぱいに。で、最後まで、泣くもんか!と心に誓っていたのですが、空港で母親に別れの言葉を掛けた途端、涙がとめどなく溢れてきてしまった。何度か海外も含めて引越しを経験しているので、別れがあるということは、これから数多くの素敵な出会いがあるのは分かっていて、それを楽しみにしているのでもあるけど、何度経験しても、やはり別れは辛い。この場をお借りして、見送りに来て頂いた、たくさんの温かい励ましのメールや手紙を頂いた皆さん、ありがとう。

一番懸念していたフライトは、杞憂に終わり、息子は予想以上に、いい子にしてくれました。搭乗した途端、息子は即効夢の中へ。嬉しいことに、3時間近く寝てくれて、その間、私は、機内食を食べたり、新聞や本を読んだり、映画を見たり、快適なフライトを過ごすことができました。調子に乗って、ビールやシャンペンやワインを飲んで、ちょっとうとうとし始めた時に、息子が起床。そう事は上手くいきません。ちょうど機内のライトが落ちて、これから、ロスの時間に合わせて乗客全員が寝ようとしている一方で充電された息子は、超元気。。。その元気は、3時間も続きました。大人と同様いくら息子用に席があっても、一歳になったばかりの幼児が一人で席に大人しくしているはずがない。一人で席に座って、絵本を読んだり、おもちゃで遊べるのはまだずっと先のことだろう。大人でも長時間のフライトは辛いのに、子供はなおさらであろう。

息子は、通路を行ったりきたりして歩いたり、寝ている他の乗客の席にちょっかいを出しに行ったり、機内の機内食を用意するキッチンみたいなところに行って、コーラの缶やお酒のミニボトルを勝手に持ってきたり、とりあえず息子の言動を阻止して、自分の席に戻す、そのやりとりが延々に続きました。とりあえず泣かせないことが大優先。泣くスイッチが一度入ってしまったら、こりゃまた大変。で、息子の意向に沿いながら、他人に迷惑を掛けないようにする。これ、結構キツイです。どうしても席でじっとしてくれないので、アッパーデッキ用の階段の下のちょっと広めの踊り場で、遊ばせていたら、Don’t play in the stairs!!(階段では遊ばないで!)とおばちゃん客室乗務員(外資系の航空会社を今回利用したけど、みんなおばちゃんばっかりだった。本当に平均年齢が高い・・・。おばあちゃんっぽい人もいた・・・。)に怒られてしまって、息子も私もしょんぼり。

どこで遊ばせたらいいのか途方の暮れていたら、怒られたおばちゃん客室乗務員が、バナナと煎餅を持って、話しかけに来てくれた。子連れの場合、サービスの良さから日系航空会社を選ぶ人が多いらしいけど、今回利用した某外資系航空会社も全く問題なかった。確かに日系の方が気遣いが行き届いて、サービスが手厚いかもしれないけど、私にとっては、逆にそれが気疲れすることがあったので、良かったかも。確かに、ちょっと雑で適当なところはあるし、無愛想だし、本当仕事として割り切ってるし、おばちゃんだし、客や客室乗務員同士でべらべら話しているけど、ちゃんとお願いしたら快く引き受けてくれるし。おトイレに行きたい時も、抱っこしてくれたり、遊んでくれたりして、大変助かった。着陸して、降りるときも、お客の流れを無理矢理止めて、それでも先に出ようとした他の客に大声で渇を入れてまで、私と息子を先に行かせてくれたり、頼もしいアメリカ人のスッチーでした。

が、息子は、あんまりアメリカのスッチーはお好きではない感じ。二人、日本人のスタッフもいらっしゃって、その方達には泣かなかったのだが、アメリカ人に話しかけられるだけで、顔がこわばって、体が硬直して、私の脚にしがみついて、頑として離れようとしなかった。かなりビビッていました。言葉が分からなくても、やっぱり話している音が違うのは分かるんだと思う。イントネーションや全体的な音量も言葉によって違うだろうし。しかも、アメリカ人はリアクションやジェスチャーが激しいし、それに加えて、体格もいいから、すっかり、息子は圧倒されてしまった模様。

子供あやし方や接し方をとっても、やっぱり、日本とアメリカでは多少違うんだろうなぁと思う。息子が、バットマンのスタイ(よだれかけ)をしていたら、アメリカ人のスッチーが、息子を喜ばせようと、バットマンのテーマソングをノリノリに踊りながら歌ってくれてたけど、それを見た息子は泣き出す始末。息子の席を通る度に、息子にウインクしたり、I want to hold you again…(もう一度あなたを抱きしめたい?抱っこしたい?)って声をかけたり、その度に、息子はたじたじ。。。子供の褒め方も半端じゃない。日本だったら、かわいいねぇだけの言葉だけが、アメリカ人のおばちゃんは、赤ちゃん口調で、I like your ○○○とか、○○○ is cuteとか、体のパーツや着ているものや息子の仕草等を逐一褒める。褒めすぎやん!って思うぐらい。よくもまぁそれだけの褒め言葉が出てくるもんだ。昔、一緒に働いていたアメリカ人上司も、ちゃとした仕事をしたら恥ずかしいぐらい人前で褒めてくれたし、自分の子供や奥さんのことをすごく褒めちぎっていた。謙遜した言い方をする日本人には考えられないけど、社交辞令でも褒められて嫌な気にはならない。じきに息子も慣れるだろう。

スッチーの方達との交流もあり、何とか元気いっぱいの息子と3時間格闘した後は、また2時間お眠タイム。その後は、1時間だけ何とか頑張って大人しくしてくれて、あれよと言う間にロスに到着してしまいました。9時間で着いてしまうんだもんなぁ。遠いようで近いもんです。

周りのお客さん達も殆ど外国人で日本人は皆無に等しかったけど、みんな良い人達ばかりで本当に良かった。通路を挟んだ隣に座っていた日系アメリカ人(ケインコスギとクリスペプラーを足して、二で割った感じの人)も、とってもいい人で、座席の上の荷物置き場に何度も荷物を出し入れしてくれたり、理解のあるお客さんとスタッフの方達に恵まれて、とっても助かりました。

入国審査も全く問題なく、荷物もターンテーブルですぐピックアップできて、30分もしない内にだんなさんと三ヶ月ぶりの再会。やっとホッとしました。息子は、いまいちピンと来ていないようで、見たことあるようなおじさんみたいな顔でだんなさんの顔をぽかんと見つめ、だんなさんが抱っこしようとした途端泣きそうになりました。アメリカ人と同様、お父さんにもじきに慣れることでしょう。

とりあえず、無事に着きました。先ずはご報告まで。