フレンドリーな人々

kukai's mammyです。

知り合いもいないし、外のどこに何があるかまだ全く把握できてないし、車の運転もまだ練習していないから、危なくて車では出掛けられないし、部屋の片づけをしないといけないし、、、ということで、ひたすら、今日は一日の大半を、家で、息子を相手しながら、黙々と延々と片づけをしていた。日本は今何時かなぁ、家族や友達は元気かなぁとちょっとホームシック気味になりながら。

困ったことに、渡米した途端、息子の後追いが激しくなってしまった。実家では、私がいなくても、全然大丈夫だったのが、ちょっと離れただけでも、すごい剣幕で泣きわめきながら、必死で追いかけてくる。新しい環境にとっても不安に敏感になっているんだろう。そうだろう、私みたいな大人でも感じるから。駐在の奥様達が、初めはへこむという気持ちが何となく分かってきた。

ずっと家にいると、息子も私も気が狂いそうになったので、気分転換に、散歩がてらに近くのお店に買い物に出掛けた。外に出て良かったなぁと改めて思った。道中、すれ違う度に、人が声をかけてくれる。HiとかHow do you doing?とかだけじゃなくて、話し掛けてくる。本当にみんな気さくな人達だ。歩道でつまづいてこけそうになった時も、日本なら、こけそうなところを見られた、見てしまった気まずさや恥ずかしさがあるけど、アメリカは、逆に、「大丈夫?怪我したら大変だよ。赤ちゃんを抱っこしているんだから、気をつけてね。」とおじちゃんに声をかけてもらった。

ベーグル屋に入って、明日の朝食用のベーグルを選んでいたら、ジョニーディップみたいなお兄ちゃんが厨房から出てきた。値段が書いてないし、システムがよく分からないし、(多分、ベーグルを選んで、サンドイッチを作ってくれる店らしい)、いろんな種類があるから、どれにしようかなぁと悩んでいたら、お兄ちゃんが、「決断は決断だ。早く決断しないと駄目だよ。人生も同じだよ!」みたいな訳も分からないことを言われてしまった。まだ1、2分ぐらいしか経っていないし、店には私しか客はないし、お兄ちゃんはテレビを見ているのに、店員が客をせかすとはねぇ。しょうがないので、急いで、注文したら、支払いの時に、息子が着ていたスパイダーマンのトレーナーを見て、「そのスパイダーマンの服、クールだね。僕も、小さい頃、母親にスパイダーマンの格好をさせられたんだ・・・かくかくしかじか・・・。。。」と、急に昔の小さい頃の話をし始めた。人をせかした割には、自分はマイペースに昔話を始めるし、ジョニーディップに似ているだけあって、変わった人だなぁと話を聞いてあげた。

その後のスーパーでも何人かに声かけられたりして、何か楽しかった。これが、日本だったら、普通に買い物して終わりなんだろう。もっと疎外感や孤独感を感じたかもしれない。そう思うことにしよう。言葉が違っても、やっぱり、人と会って話すって大事だ。早く知り合いを見つけないと。どうやって見つけようかなぁ。