セレブな暮らしVS庶民的な暮らし

来月に帰国する駐在者の方が、日本に持っていけない家具を買ってほしいということで、その方のお宅に物色しにお伺いしました。生憎、うちは殆ど家具を持ってきていたのと、ないものは全て購入したので、結局、フロアランプを二脚購入したのみ。10ドルのお買い上げです。

その方の家を拝見してびっくりしたのが、豪邸だということ。本当に大きい。典型的な裕福なアメリカの家って感じ。我が家の2LDKのアパートとは天と地ですな。その方の家がある団地は、山の上にあって、治安が良くて、家も大きい。町からはちょっと離れているけど、学校やショッピングモールやスーパーやレストランもあるから、団地内で生活することができる。駐在者の方に人気で、日本人の比率が非常に多く、住んでいる現地人も比較的裕福な人達。住んでいる駐在者の方がセレブな気分を味わえていい感じと言っていた気持ちがちょっと分かった。でも、はじめから、うちは、この場所は候補に入っていなかった。山の上で運転が大変そうなのと、町やだんなさんの会社からちょっと遠くなるし、山より海という理由で。

庭も前にも後にもあって、芝生はまぶしく、花は緑はきれい。う〜ん、癒されそう。子供もめいいっぱい遊べるなぁ。庭師が毎週お手入れに来るらしい。確かに、自分で管理するのは大変そう。プールがある家も少なくない。部屋の中も、居間みたいな部屋、ダイニングみたいな部屋がいくつもあって、その方の家も、ダイニングテーブルやらソファ+コーヒーテーブルが何セットもあった。一体どこでご飯を食べるのだろうか。今日は、このテーブルで、明日は、あのテーブルでとか、日替わりで部屋が変われそう。寝室も、いくつあるのだろう。バスルームも最低3室はありそうだ。確かに、この部屋数に合わせて、家具を購入していたら、全部日本に持っていけないし、必要ない。

隣の芝は青くみえるので、いいなぁと思ったけど、掃除が大変そうと現実的な私。今の2LDKでもやっぱり部屋が広いので、結構掃除が大変で、小さい子供がいて、毎日全部屋を掃除するのは無理。しかも、アメリカの家は、殆どカーペットで、毛とか塵が長い毛のカーペットに絡まって、普通に掃除機をかけてもなかなかとれないから、イライラする。掃除機かけるのがあほらしくなる。気合を入れて、掃除機をかける時は、相当力を入れてカーペットに押し付けて、掃除機をかけるから、非常に疲れる。強力な掃除機か自動掃除機ルンバがほしい。

ということで、今のアパートでいいっか。庭はないけど、近くに砂浜と公園があるし。プールはないけど、海もあるし。部屋はあんまりないけど、家族全員で一つの部屋で仲良く寝ればいいし。アメリカに行っても、この地味な質素な生活は変わりません。