子連れOKの授業

アメリカには、アダルトスクールというものがある。アダルトスクールとは、何て言ったらいいのかなぁ。職業訓練学校みたいな感じかな。地元の現地の人も受けられるし、外国人もOK。授業料も無料もあれば、有料もあるけど、かなり安いです。年齢も特に制限はない。授業内容も、語学もあれば、コンピューターや会計や法律等の職業カリキュラムがあるかと思えば、料理教室、メークアップ、ヘアカット、陶芸、手芸、絵画、ヨガ、フラワーアレンジメント、ダンス、写真等等、かなりの種類のコースがある。この学校は合衆国の各州、市や町の税金ならびに援助によって運営されている公的機関で、あちこちにあります。

アダルトスクールのパンフレットを見ると、かなり楽しい。これもやってみたいし、あれもやってみたいし、夢が広がる。が、やっぱり小さい子供がいると、それは夢で終わってしまう。英語のコースも、かなりのレベルに分かれていて、月曜日〜金曜日毎日授業を受けれるようになっている。午前か午後か夜を選んでもいいし、午前と午後と夜、全部通って、それを毎日続けてもいい。さすが、移民の国だけに、英語のコースは、全て無料。しかも、託児所つきなのだ。私も、当分の間は、英語のブラッシュアップのためにも、通いたいのだけど、託児所が預かっている子供が2歳以上なのだ。残念。

でも、諦めらきれず、得意の情報収集に奔走。で、入手しました。昨日のブログでも書いたけど、日本人やお金持ちが住んでいる丘の上の町に、ある教会があって、その教会で毎週木曜日に英会話を無料で教えているとの事!しかも、5ドルでベビーシッターもしてくれるらしい!

で、早速今日、行ってみました。実は、先週の木曜日に行こうとしたのですが、道が分からず、行ったり来たりして、しまいには迷子になってしまって、教会に辿り着けませんでした。その後に、英会話の先生に道順を電話とメールで念入りに確認して、今日は時間内に到着。

教会はただの教会ではなくて、大きな立派な建物。いろんなクラスをしているのか、教室が沢山あって、大きなホール会場もあって、さすがお金持ちの町にある教会は違います。ここの教会の運営費は全て寄付金がまかなわれています。アメリカでは、寄付金控除というものがあって、寄付をすると、その分の額がそのまま課税の対象から外れるらしくて、三分の一ぐらいのお金が戻ってくるらしいです。アメリカで、税金を払っても、多くが軍事費に賄われるしと、教会のある方がおっしゃっていました。

まず、息子を預けます。私は、てっきり別の部屋で、誰かが子供を見てくれるかと思っていたら、ちゃんとした託児所の部屋があって、遊具やおもちゃや絵本が充実して、日本のテレビアニメが流れていたり、保育士の方もアメリカ人と日本人二人がいて、どこにでもある保育園をちょっと小さくした感じで、十分なぐらいです。

で、肝心のクラスは、レベルによって何クラスに分かれていました。私のクラスには、9人ぐらいいて、先生はおじいちゃんとおばあちゃん二人でした。全クラスの生徒数は、多分30人ぐらいかな。99%が日本人の奥様達。ここどこ?状態。何かアメリカにいる気が全くしません。日本人の奥様がこれだけ集まると、結構な威圧感があって、独特な雰囲気があります。しかも、女性特有の、友達の輪がいくつかできていて、結構その輪の中に入るのは時間がかかりそうです。英語も学ぶと同時に、お友達ができたらいいなぁとは思うので、継続して通って、気長に気の合う友達が作れたらなと思います。それまでは頑張ります!

授業の内容は、普段は一般的な英会話らしいのですが、3月23日がイースター(復活祭)の日なので、今日は終始、イエスキリストのテレビを見たり、書物を読んだりしました。読まされた英文は、イエスキリストが、どのように処刑されたか詳しく描写されていました。キリスト教ではありませんが、一つの宗教として、学ぶことは沢山あると思っているので、興味深かったです。

授業は9:30−11:15の二時間弱。アメリカに来て、人見知りと後追いがひどくなった息子の様子を案じていましたが、意外と二時間ずっとおとなしくしていたみたいです。でも、私の顔を見た途端、大泣きして、車の中では、おにぎりをほおばりながら、ころっと寝てしまいました。久しぶりに母親と離れ、多くの子供達と一緒に遊んで、不安や楽しさで子供なりに疲れたんでしょう。私も、ちょっとの間だけでも、いつも一心同体の息子と離れて自分の時間が持てリフレッシュできました。