たか〜い物価

結婚してからずっと家計簿をつけていたのだが、こっちに来てから、通貨も変わったり、バタバタしていて、すっかり怠慢気味に。で、やっと今までのレシートを全部記帳してみて、びっくり。食費が、今までの二倍になっているではありませんか。まさかここまでエンゲル係数が上がるとは。

多分、主な要因は、二つあって、まず一つは、とにかく、こちらは、物価が高い。ビールとかコーラは安いけど。全体的に、全てが高い。日系スーパーとか、自然食スーパーで買い物をよくするからかもしれないけど、アメリカ系スーパーでもそんなにも安いとは思わない。この前行った大型倉庫型店舗のコストコみたいに、大量に買えば、単価が安くなることはあっても、ちょこちょこ、その日、食べたいものや必要な分だけ買う私にとっては、高くつくかもしれない。

日本では、よく99円や100円均一の日とか、お肉が安い日とか、冷凍食品やアイスが半額の日とか、スーパーの広告を見ては(うちはだんなさんがチェックしていた、、、)、安売りを利用していたけど、こっちにはそんなものがない。そもそも食料品スーパーの広告もないし、1ドル以内で買えるものなんてそう多くはない。

スーパーでもそうだし、ファーストフードとかショッピングモールにあるフードコートでもそうだけど、とにかく日本より高い。レストランだったら尚更で、アルコールを飲んで食事をしたら、TAXやチップを入れて、本来の料理の値段の二倍近いお金を払う羽目になる。30ドルぐらいの料理のはずなのに、支払いは60ドル近くになる。そう気軽には外食はできない。

日本にいるアメリカ人の知人が、アメリカの中でもカリフォルニア州は基本的にお金持ちが住むところだよ!って言っていた訳が何となく分かってきた。確かにレクサスとかアキュラとかベンツとか高級車がよく走っている。将来、子供がカリフォルニア州に英語留学に行きたいと言ったら、ちょっと難色をしめすかも。だって、物価は高いわ、日本人がうじゃうじゃいて、英語なんて学べないと思うから。

で、もう一つの要因が、息子のCOOKIEがご飯を食べるようになったから。栃木にいた頃は、離乳食を食べてくれずに、おっぱいしか飲んでいなくて、息子には殆ど食費がかかっていなかった。渡米する前に、二ヶ月間、お世話になっていた実家でご飯が食べれるようになった。なので、栃木にいた頃は、だんなさんの分の夕食を作らなくていい時は、適当に食べていたし、昼食も簡単に済ませていた。日本には、すぐ食べれるおいしいお惣菜やお弁当やお刺身や加工食品だってたくさんあるから、スーパーに行けば、食べたいものが必ずあった。

が、こちらではそうはいかない。作らないと、食べたいものがない。息子の為には、やっぱりおいしい、栄養のあるものを極力食べさせてあげたいと思う。だから、なるべく作るようにはしている(たまには、ピザやハンバーガーやフレンチフライを食べさせることはあるけど、、、)。

加えて、こっちの食品の品質っていうのもちょっと疑わしい。なので、特に子供に食べさせるものは、アメリカ農務省(USDA)がオーガニック認定をしている食品をオーガニックスーパーで買うようにしているから、さらに食費増加に輪がかかる。日本みたいに、小さな自然食品店とかでなくて、こっちはチェーン店で大きなオーガニックのスーパーが沢山ある。お菓子だけでなくて、お肉、お魚、野菜、果物、お菓子、加工食品、乳製品、お酒、飲み物とか全てをオーガニックで揃えることもできる。

でも、オーガニックのものでも、こっちの賞味期限っていうのは本当にうさん臭くて、牛乳なんて、異様に賞味期限が長い。でも、賞味期限前には、何故かすっぱい匂いがする。パンもたまに買ってくるけど、賞味期限が切れる頃には、必ずカビがはえている。日本の賞味期限偽造問題でギャーギャー、消費者やマスコミが騒いでるけど、切れても、食べれるんだからいいじゃんって思えるようになってしまった。こっちは、賞味期限以内で食べれないのだ(そういう問題じゃないけど)。基本的に気温が高いから、食料が腐りやすいのだろうか。息子は、パンが大好きなので、最近は買うのをやめて、作るようにした。野菜とか果物を入れて、栄養をとれるようにしたり。作ったものの方がずっとが日持ちする。時間のやりくりがもうちょっと上手くなったら、お菓子も作るようにしたいとは思う。

こっちの物価で、どれだけ節約上手になれるかは分からないけど、なるべく、安全でおいしいものを食べさせてあげたいし、食べたいとは思う。