感動した小さな思いやり

いろいろ出かけてみて、ふと思ったこと。こっちって、自動ドアがあんまりない!!スーパーはもちろん銀行や病院や図書館や市役所とか。大きなショッピングモールさえも。大体観音開きの押し引きドア。しかも、頑丈なのはいいけど、重たくて開けにくい。COOKIEをベビーカーに乗せて、ドアを開くのはかなりの労力がいるのだ。ベビーカーをゴンゴン扉に当てて、開けようとしても、そう簡単には開けられないぐらい重い。片手でベビーカーを押しながら、もう一方の手で、ヒーヒー言いながら、ドアを開ける。手ぶらならいいけど、自分の荷物を持って、しかも、買い物したものも持ちながら、ベビーカーを引きつつ、ドアを開閉するのは結構難儀です。お年寄りとか車椅子の人達は大変だろうと思う。

しかし、何でなんだろう。これだけの先進国で、これだけ人口がいて、しかも、比較的都会なのに、自動ドアがあんまりない。誰も文句は言わないんだろうか。アメリカ人は大きい体格の人が多いから、いっぺんに沢山の人が自動ドアの前に立ったら、重量オーバーで、開閉センサーが壊れてしまうから?まさか。こんなこと言ったら、怒られそう。いろいろネットで調べてみたら、どうやら省エネが一番妥当な理由みたい。

環境に関しては、アメリカって、ほんと分からない。地球にフレンドリーなのか違うのか。やっていることが矛盾だらけで。ごみ分別とか、プラスチック袋をあまり出さない(こっちのスーパーでは過剰なぐらいプラスチック袋に入れてくれる。一枚で足りる商品の量でも、3、4枚に分けて入れてくれたり、、、)とか、もっと身近なところから省エネできそうなのに。何か極端だよね。そういう小さいところからコツコツ始めていけばいいような気がするけど、そういう細々としたことは、こっちでは苦手なのかなぁ。

でも、こっちは必ず困っていたら、近くにいる誰かが手を貸してくれるので、とってもありがたい。レディーファーストとかそんなんではなく、相手が誰とか関係なく。今日も、扉を開けようとしたら、ちょうどお店から出てきた小学生高学年の男の子が、私達が入るまでずっと扉を開けていてくれて、ベビーカーを押すのを手伝ってくれた。その子は友達3人と一緒にいて、その友達はどっかにすでに行ってしまっていたのに、自分だけ残ってくれた。ホームアローンの映画の主人公(名前忘れた)みたいなかわいい男の子。ちょっと感動しました。こんな思いやりのある子供に育ってほしいなぁ。