麻酔

今日から、いくつかある虫歯の治療で通院です。歯医者に着くなり、COOKIE、大号泣。最近、英会話の託児所でもそうだけど、建物を見ただけで、何が起こるか分かるんだねぇ。賢くなったもんだ。って、感心している場合では。受付のきれいなお姉さんが、今日はCOOKIEじゃなくて、ママなんだよ!ってなだめてくれたら、ピタッと泣き止みました。なんて、ゲンキンなヤツなんだ。

で、今日も、おデブなCOOKIEを私のお腹に馬乗りさせながら、診察台に横になる私。横になるやいなや、先生の手に気になるものが見えました。まさか・・・先生は、それを私の歯茎の数箇所にぐさぐさ刺しました。紛れもな私の大嫌いな注射。ほんとこっちに来て、いろんな事にびっくりするけど、今日もびっくらこいた。

こっちで歯科衛生士をやっている友達から、こっちは、ちょっとした虫歯治療でも普通に麻酔を使うよって言われていて、まさかって思ったけど、ほんとだった。ほんと、目を疑いました。えぇぇ、そんな大した虫歯じゃないでしょ。だって、全然気づかなかったぐらいだし。麻酔の量とか大丈夫だよね!?何でちゃんと説明してくれないのかしらって思ったけど、こっちでは当たり前なんだよね。歯医者で麻酔を使う時って、私の経験だと、親知らずや、神経に近いよっぽどひどい虫歯の時だけなんですけど。こっちは、麻酔の技術が進んでいるからだそうですが。なので、出産も無痛分娩が主流なんでしょうね。何でわざわざ出産で痛い思いをしなきゃいけないの?って感じなんでしょうね。出産ならともかく、何で軽い虫歯ごときで麻酔?って感じですが。

話で聞いたことがあるけど、恐怖心を取り除く為に、希望をしたら「リラックスガス」という催眠ガス(後遺症も何も無く全く無害と)をしてくれるらしいけど、そんなこと、聞かれもしませんでした。ガスって怖いような、でも、注射も怖い。

幸いな事に、COOKIEは、本当に静かにしていて、お菓子をぼりぼり食べながら(私のお腹の上で…)、僕には関係ないもんみたいな顔で傍観していまいした。最後には、口を照らす照明を動かしたり、先生に医療器具を渡したり、何かアシスタントみたいなことをしていましたが…。こっちが痛がってるのに。

終わったら、口の中が血だらけでびっくりしました。虫歯の治療だけなのに。本当にアメリカの歯科技術って高いんだよね…。あと何本かあるみたいで、今日と全く同じ治療をすると言われました。がっくし。今日も、一日三回フロスをしなさい!とフロスフロスを力説されました。でも、こんなおおごとな治療を受けるぐらいだったら、フロスをした方がいいかも。やっぱり、何でも予防です。

ちなみに、アメリカの歯医者代は、目が出るほど高額です。前も言ったとおり、日本は費用の3割負担で済みますが、こっちは、自分で民間の保険に入らなければいけません。で、どの保険に入るかによっては、負担額も違うし、限度額も違います。歯医者代を負担してくれる保険はさらに高いようです。私のママ友は、保険に入っているのに、上限が超えた為、個人負担額が10万円で腰が抜けそうになったって言っていました。たった一回、虫歯を治療しただけで。日本の10倍〜30倍は普通にかかるらしいです。本当にアメリカは金持ちには住みやすいかもしれませんが、そうじゃない人にはシビアな国です。日本は、老人や子供を始めとして、住みやすい国だなぁって思います。