持ち家

ママ友の家に、数人集まって、持ち寄りのポットラックランチをしました。家の前に大きなプールがある素敵な家。しかも、新築。こっちに来て、新築にお邪魔するのは初めて。だって、こっちの家は、どこも年期が入りまくっています。30年、40年、って普通です。ちなみに、うちもそう。

ママ友には、私みたいな駐在組、永住組がいます。で、永住組が、マイホーム購入について話していました。ちょっと聞き耳を…。どうやら、こっちの、マイホーム購入額の相場は、6000万〜7000万円ぐらいするらしい。(他の町は知らないけど。このあたりの家価格はこんな感じ。)ひょえー。しかも、その金額の20パーセントを頭金として支払わなければいけないらしい。どうやったら、そんなお金が用意できるのよ!とブツブツ、永住組ママさん。そりゃそうだ。

まさにローン地獄。そんなお金、定年前までに返せないよと思ったら、最後までローンを返すつもりは全くないらしく、返す前に、売るらしい。というのも、今の日本は、昔ほど、家は財産だーみたいな考えはなくて、家自体は、やはり老朽化して、価値が下がって、30年後には、リフォームしたり、立て直さなければいけないという考えがあるけど、こっちでは違って、家は、とにかく資産で、家を購入したら、新築以上の内容を求めるリフォームをして(こっちの人は、とにかく日曜大工が好きで、大規模リフォームとか自分でやっちゃうのだ)、家の資産価値がさらに上がると信じているわけです。 で、必要な時に、購入価格より高く売るって訳。土地ならともかく、家の価格があがるってねぇ。

そんなアメリカでも、それにしても、6000万円〜って、高すぎる。でも、この辺りの、賃貸もかなり高いのです。ロケーションや部屋数にもよりますが、下手したら、東京の真ん中で、東京タワーの夜景が見えるマンションとかを借りれたりするぐらいの家賃なんです。普通のサラリーマンの給料のほとんどが家賃で消えてきそうな勢いの値段。値段を押さえると、1ルームしかないアパートになったりとか。子供がいる家にはキツイです。

家って本当に大きな買い物なんだなぁ。うちは、これから、どれぐらい引越しするのだろう。落ち着ける町はあるのかなぁ。多分、持ち家を持つのは、定年後になる予定。子供が家を出た後に、夫婦二人で住める小さな家に住みたい。でも、定年後は、だんなさんの好きな国ポルトガルに住みたいねとも話しているので、死ぬまで、家を持てないかも。それもありか。