日本とアメリカの国籍

二人目は、こっちで産みますと言うと、こっちに永住している日本人には、アメリカ国籍いいねぇと、必ず言われます。それは、彼ら彼女達が、ビザやグリーンカード(永住権)を取得するのに、非常に苦労をしているから。こっちで産むのは、アメリカ国籍がほしいとかそんなんではなくて、日本で産む事はあまり考えてなかった。COOKIE連れて、身重で、飛行機で長距離移動のフライト、出産してからも、今度はチビを二人連れて、荷物持って、帰るなんて、とてもじゃないけど無理。こっちでの生活基盤もリズムもできているので、数ヶ月も留守にするのは、ちょっと。

アメリカでは、出生地主義国籍法をとっているので、親が外国人であっても、アメリカで産めば、子供はアメリカ国籍が与えられるのです。さすが、移民を多く受け入れてきた他民族国家。こんなに簡単に外国人が取れていいのだろうか。で、日本は血統主義国籍法をとっていて、出生の時に父又は母が日本国民であれば、日本国籍を取得できるので、二人目は、アメリカと日本の二つの国籍を持つ事になります。どちらかの国籍を取得するかは、二十歳になるまでに決めればいいらしいですが、いろんな人に聞いてみると、結構いい加減らしくて、二十歳を過ぎても、二重国籍のままの人もいるらしい。二十歳を過ぎている知り合いは、日本とアメリカの二つのパスポートを持っていて、日本に行く時は、日本のパスポートを、アメリカに行く時は、アメリカのパスポートを使うと言っていましたが、本当かなぁ。

アメリカという国に固執はしないけど、子供の将来にいろんな選択肢ができるはいいかなぁと思う。将来、アメリカで勉強したいとか、働いてみたいとか思うかもしれないし。日本という国だけでなく、アメリカ国籍を持つ事を通して、グローバルな考え方と広い視野を持ってくれたらいいなぁ。でも、もし、二十歳になって、アメリカ国籍を選んだら。同じ家族で、一人だけ、国籍が違うって、不思議な感じでもあるけど、それも、子供の人生だし、家族は家族。子供にとって、どっちの国が魅力的にうつるのだろう。