アメリカ大統領選挙

kukai01112008-10-30

来週11月4日は、アメリカの大統領選です。ブッシュ政権とはお別れ、新大統領が決まります。オバマさんなのでしょうか、マケインさんなのでしょうか。町の中でも、スローガンを持った人達がデモをしていたり、テレビでも、この話題で持ちっきりです。

アメリカ人は、なぜ、ここまで大統領選に熱くなるのでしょうか。まるで、お祭り騒ぎ。でも、政治に無関心な人が多くて、投票率が低い日本より、こうやって、政治に興味を持って、Involveすることによって、自分の国について考えるってことは、すごくいい事だと思う。日本は、アメリカほど、日本のトップが変わっても、個人の生活はさほど大きく変わらないから、あまりピンとこないのかもしれない。アメリカは、誰が大統領になるかで、いろんなことに影響するらしいから、市民は人事ではなくて、1票にすごく重みがあるのかも。そんな私も、政治には全く疎くて、関心のない一人なのですが。こうやって、大統領が変わる時期にアメリカにいれるってことはそうそうないことだし、私は投票できないけど、興味がない訳ではない。大学の頃、アメリカの政治の授業とかもっとちゃんと聞いておけば良かったなぁと今更後悔。


選挙前に自分で予習。簡単にアメリカの大統領選とは…。アメリカの大統領は、4年に1回、国民の投票で選ばれます。大統領は、2度を超えて選出されることは認められていないので、最長8年まで務められます。大統領になる条件は、出生による合衆国市民であること、35歳以上であること、14年以上アメリカに住んでいること。ということは、我が家の二人目も可能性はないことはない!?ちなみに、帰化した移民1世には資格がないので、我が州の知事のシュワルツェネッガーさんは大統領になれません。

で、アメリカの政治は、二大政党制で、共和党民主党に分かれます。民主党は、環境問題や人権や福祉に積極的な政策をとっているらしい。経済に関しては、国内の貧困層や弱者や中小企業を救済を謳っている。支持者の半数は女性で、5分の1ぐらいがアフリカ系やヒスパニック系のマイノリティ。

共和党は、白人の党とも言われるように、支持者の殆どが白人で、半数が、男性。外交は、武力を用いた民主化もやむえない介入主義をとっていて、環境問題や福祉政策より、アメリカの政治的・経済的・軍事的な利益の追求を重要視。

民主党の正副大統領候補は、オバマ氏とバイデン氏。共和党は、マケイン氏とペイリン氏。ちなみに、マケイン氏は、7人の子供がいて、ペイリン氏は、5人の子供がいるようです。子沢山ですな。

大統領選は、選挙の獲得数ではなくて、州ごとに割り当てられた獲得数で決まるので、どの州を取り、どの州を落とすかで明暗が分かれる。我が州のカリフォルニアは、民主党オバマ確実。東海岸、西海岸、五大湖周辺の大都市に住む人達、収入や教育水準が高い人達、マイノリティが主な民主党の支持者。Electoral mapという地図のように、青は、民主党確実で、赤は、共和党確実の州があって、それらの州は、選挙はもう終わったようなもの。この地図は、今日の時点での状況。*1

私は、ほんと政治の事知らないんだけど、個人的には、オバマさんに大統領になってもらいたいなぁ。オバマさんがどんな人か彼の政策とかよく分からないけど、マイノリティの黒人の人がアメリカのトップになるって、本当すごいことだと思う。歴史的な大革命で、今までの流れが変えてくれそうな気がする。会社でも政治でも何でもやっぱり新しい風を吹き込み、変化をもたらすのは大事だと思う。私は、アメリカ市民ではないけど、アジア系のマイノリティだからこそ、オバマさん側なのかもしれない。カリフォルニア州は、アメリカの中で、一番移民の多い州。なので、マイノリティに対しての風当たりはそこまで強くない。でも、私でも、やっぱり、人種の溝は感じるときもあるし、白人優位主義は、潜在的にも根付いていると思う。別に、私は、過激派の人種差別者でもないですが。人種に問わず、素晴らしい人達は沢山います。

マケインさんがどんな人かは知らないけど、アメリカは世界の警官だ!みたいなことを言うブッシュさんみたいに、他国と歩調を合わせず、単独行動(特に軍事)をOKとする人だったら、ちょっとなぁと思う。それに、72歳でしょ?大丈夫かなぁ。年寄りと言っては申し訳ないけど、やっぱり、若い世代の人達が国を背負って、引っ張っていかなければいけないような気も。

ほんと、どうなるんでしょう。4日が楽しみです。明日は、ハロウィン。Happy Halloween!!