出産事情

kukai01112009-01-22

注文していたBirth Kitというものが届きました。いわゆる出産キットで、助産婦さんが出産時に使用するからネットで頼んでおいてと言われたので。中にはシートや脱脂綿や手袋(手術なんかで使う感じの)やら何やら医療用品が入っていました。どう使うかは分かりませんが。もっと大事な医療器具や用品(出産時と産後用)のものは、助産婦さん自らが持参してくれます。自宅出産用の準備品も着々と進んでいます。分からない言葉ばかりで、助産婦さんに聞きまくっていますが…。準備リストにPeroxide(オキシドールみたいなものらしい)、Betadine(ヨード液みたいなものらしい)、Witch Hazel(ハーブらしく肌や傷口を引き締める効果があるらしい)とか書いてあって、ちんぷんかんぷん。薬局でも、どこに何があるか分からなくて、店員さんに聞きまくりました。

あと、ある日系のオーガニックおもちゃ屋が開催している日本人妊婦を対象にしたワークショップにも定期的に通っていて、今日が最後のクラスでした。私以外は、みんな、初産婦。お産に関するいろんな言葉が書かれたカードを、出産の流れに沿って、順番に並べるという共同作業があったのですが、すっかり忘れている私。先生に、経産婦でも、こんな感じだから、初めてでも大丈夫よ!と。ポリポリ。こんな感じですが、出産まであと一ヶ月。

そういえば、昨日、あるママさんと出会いました。子供がほしいけど、保険がない為に、できないという駐在者の友達がいました。会社がカバーしてくれる保険は、出産対象外。数年後の駐在を終え、日本に帰国して出産するか、自己負担で出産対象とする保険に入るか、保険なしで、出産費用を支払うか。アメリカの保険自体高額だけど、出産を対象にする保険はさらに高いです。掛け金が高くなるので、 結局保険なしで 出産した場合と同じくらいのお金がかかる事になるらしい。ちなみに、保険なしで、アメリカで出産するとなると、正常出産で、100万〜150万、帝王切開で150万〜200万になるようです。たった二日の退院で。帝王切開だと三日〜五日の入院。もちろん、これに入院が延びたり、子供が保育器に入れられたり、ICUに入ったり、その他の治療を要することになると、金額はどんどん膨れ上がります。ほんと、すごい国だよなぁ。全額一括払いでなくても、もちろん、ローンで支払えるらしいですが。保険がない患者や、安い保険しかかけていない患者さんには、治療費を割引してくれたり、半額にしてくれたりするらしいですが…友達は、病院に払えないと抗議したら、20%割引してくれて、さらに交渉したら、30%安くしてくれたらしい。ほんと、適当だよなぁ。

それに比べて、日本の出産費用は払えない金額ではないし、出産一時金(今は、何か引きあがって42万になったのかなぁ)やら児童手当とか手当てをもらえるし、子供の医療費タダだし、本当いい国だよなぁ。