週一検診

数学者の休憩時間 (新潮文庫)

数学者の休憩時間 (新潮文庫)

体調を崩し続けて、出産に関してちょっと弱気になっていたけど、今、COOKIE父ちゃんが読んでいる短編随筆集を読んだら、ちょっと勇気付けられました。その本は、『国家の品格』で有名な藤原正彦さん著者の『数学者の休憩時間』という本。数学とは殆ど関係なくて、日常の徒然を、彼の視点で書いているエッセイ。その中に、奥様の出産について書かれている短編があって、COOKIE父ちゃんに勧められて読んだら、かなり良かった。あまりに冷たい病院の対応に嫌気をさし、医療介入をしない自然分娩をしたい!と主張する奥様に、狼狽しながらも、自然のお産についていろいろ調べたりして、夫婦が一生懸命力を合わせて、お産に取り組む秘話はかなり感動。ミルク育児や病院出産が主の当時の日本で、そういう考え方をした奥様も珍しいけど、男性と女性の役割分担がはっきり分かれていた時代で、親と同じ世代で、しかも男性の彼が、出産について真剣に考えていることがすごいっ!この本を読んで、頑張る気になってきた単純な私でした。

妊婦検診も今は週に一回ペース。先週、初めて、助産師さんが、私の家を家庭訪問に来ました。ここで産むよね?とか、いろいろ場所や物を確認して、本当に家で産んじゃうんだなぁと実感が湧いてきました。今日も、検診でした。今日は、私がお世話になるメインの助産師さんのバックアップ助産師さんが診てくれました。万が一、出産が重なった時や、助産師さんに何かあった時、バックアップ助産師さんが代わりに来てくれます。バックアップ助産師さんは、若くて、おしゃれで、かわいくて、いかにも、LAっ子って感じの人でした。でも、とってもいい感じの女性でした。先週、私の家に、メイン助産師さんが見学に来た時も、超ピンクのミニスカートを履いていてちょっとびっくり。多分、50代ぐらいだと思うんですが…。スカート、短いね…って言ったら、主人は、私の脚が細くてきれいなので、もっと短いのを履けって言うのよ!って笑っていました。ご馳走様です。さすが、アメリカ人は違います。日本なら、いい歳してんだから、恥ずかしいとか怒られそうなのに。自然体なのは日本もこっちも変わりませんが、私の中では、助産師さんって、もうちょっと地味で化粧っ気のないイメージがあるのですが。

で、そろそろやるかなぁとドキドキしていて、いつもされないのが、内診。さすがにこれだけ差し迫ってきたら、子宮口の開き具合と確認するはずなのですが。助産所では、内診すると却って流産や早産の要因になるという理由で、やたらにやらないのですが、全くやらないので、やらないの?とちょっと勇気を出して聞いてみたら、ちょっと開いてようが全開だろうが、あんまり重要じゃないからって。だって、陣痛はないし、破水もしてないし、おしるしもないでしょ?全開でも、赤ちゃんは出てこないから大丈夫よ、って。そりゃそうですが。普通、全開だったら、安静にとか言われるのになぁ。今日も、尿検査をして、子宮底長を測って、心音を聞いて終わり。自宅が大ごとと思っているのは私だけ?ほんと、こんな簡単でいいのかなぁ。