陪審員召喚状

先週、ロサンゼルスの高等裁判所から手紙が私宛に手紙が来ました。信号無視で捕まっているから、ちょっとビビりましたが、summons for jury serviceでした。和訳すると陪審員召喚状。アメリカでは、召集されると必ず義務を果たさないといけない。会社も学校も休まないといけない。が、それはアメリカ市民の義務であって、Citizenship(市民権)がない私の義務ではない。務めたくてもできないのだ。何故市民権のない私に送られてくるのか。選挙人登録名簿や、 陸運局からの情報により、ランダムに人を選んで召喚状を送っているらしい。私の永住の知り合いは、市民権じゃないつうのっ!って言っているのに、三回も送られてきたらしい。相変わらず無駄の多い国…。

送られてくるだけだからいいじゃないの?と思うかもしれないけど、これが面倒なのよねぇ。無視すると、法律違反で罰金が課せられるのです。自分達はこういう理由で陪審員になれないという通知を電話と郵便(送られてきた書類を記入して送り返す)しないといけないのです。両方ですよ!郵便なんて自分で切手を貼らないといけない…。ほんとに一方的だよなぁ。

電話は召集状を受け取ってから必ず5日以内にしないといけない。音声ガイダンスに従って、質問事項がぺらぺら言われ、それに回答するだけ。言っていることはそんな難しくなかったけど、結構時間がかかりました。

実際、義務があっても、陪審員に必ずなれるとは限らなくて、予約した日時に裁判所に行き、弁護士と検事が自分達に有利な人達を何人か面接して、実際に陪審員として起用するか決めるらしい。すでにこれで何日も拘束される。で、実際陪審員になれたら、これまた何日も拘束されるのです。

好奇心でアメリカの陪審員を経験できる!と初めは不謹慎にも喜んでしまいましたが、一人の人間やその家族達の人生を左右してしまう決断を自分がするって本当に恐いし、責任重大ですよね。そんな重要なことを市民権がない人達に任せられるはずがないよね。なので、もう来ませんように、召集状が。でも、来るんだろうなぁ。